おつりで投資(資産運用)をする時代|ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の新サービスは2017年春にローンチか。

Wealth Navi

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こんにちは。

 

WealthNaviが「おつり」で「投資」の新サービスを2017年春にローンチ予定

Wealth Navi

Wealth Navi さんの公式HP(ホームページ)を久しぶりに眺めていたら、こんなページを発見しました。

www.wealthnavi.com

また、Bloombergの記事「日本初「おつり」で投資、スマホ決済の若年層開拓-フィンテック - Bloomberg」にもわかりやすくまとめられていました。以下に引用させて頂きます。

電子決済による買い物の「おつり」を自動的に積み立てて世界の金融資産で運用する-。フィンテック会社のウェルスナビはこんな日本初のサービスを開発中だ。若年層をターゲットに少額投資できる機会を提供し、将来の主要顧客に育てる狙い。3メガ銀や地銀との提携も視野に入れる。おつり投資はスマートフォンにアプリをダウンロードし、電子マネーやクレジットカード払いの端額を投資に回す。支払いを100円単位とし物品購入額を引いた99円以下を積み立て、500円単位で追加投資する。ロボアドバイザーによる投資判断で株式や債券など世界1万1000銘柄の上場投資信託(ETF)で運用する。ウェルスナビの柴山和久社長はインタビューで、来春にはこのサービスをスタートさせたいとし、「20代の若年層を主な対象に投資の魅力を伝えたい」と語った。同社には三菱UFJフィナンシャル・グループなど邦銀3メガ系のベンチャーキャピタルも出資。金融業界ではフィンテック企業への関心が高まっている。金融庁は2016事務年度の行政方針で、少子高齢化が進む中で国民の資産を安定的に増大させることが重要とし、家計による長期の積み立てや分散投資の促進を掲げた。テクノロジーが進化する中、金融機関が顧客本位の良質なサービスを提供することを求めている。ウェルスナビの事業戦略はこうした流れにも沿う。
地銀にニーズ柴山社長は最初の提携先として住信SBIネット銀行が決まっているとし、三菱UFJ、三井住友、みずほなどの大手や地方銀行にも提携を拡大していきたい考えを示した。地銀には「少子高齢化で若年層との取引が薄く、そこを増やしたい」とのニーズがあるという。おつり投資の手数料は「未定」という。ウェルスナビは昨年4月に柴山社長が設立。これまでに三菱UFJキャピタルやSMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルなどから約21億円を調達し、7月から一般向けにロボアドサービスを開始した。最低投資額100万円、海外ETFなどに分散投資し世界の成長率プラス2ー3%の収益率を狙う。手数料は投資額の1%。現在の年代別顧客層は30ー50代が92%を占め、20代は1%にとどまっている。
金融広報中央委員会の世論調査によると、金融資産を持たない単身世帯は48.1%。中でも20代では59.3%に上る。また日本クレジット協会などによると、2015年の電子マネーの取扱高は前年比16%増の約4兆6000億円。現金に代わる他の決済手段ではクレジットカードも7.7%増の約49兆8000億円と増えている。

お釣りで資産運用を始める手順

以下にWealth Navi のお釣りで投資サービスの簡単な手順を記載します。

  1. クレジットカードか電子マネーで買い物
  2. お釣りを自動で積み立て
  3. 運用レポートをアプリで確認
投資ロボについて

Wealth Navi が開発した投資ロボについては、以下の通り。

  • ロボアドバイザーが自動運用
  • 世界標準の投資理論による安定した国際分散投資

WealthNaviはロボアドバイザーサービスの中で機能的にもっとも優れていると思う

Wealth Navi

以前の記事でも述べたんですが、機能的にはWealth Navi は最も優れたロボアドバイザーサービスのひとつだと思っているのですが、いかんせん最低投資金額が100万円からということで、若年層にとってWealth Navi は敷居が高かったように思います。今回みたいなお釣りで勝手に資産運用してくれるみたいなサービスはタイミング的にもバッチリだと思いますし、Wealth Navi の本サービスはかなり人気が出るんじゃないかと思います。また、以前執筆した記事「ロボアドバイザーのおすすめのサービスを色々と比較してみた|資産運用×人工知能 - FINTECH LABO|ロボアドバイザー×ソーシャルレンディング」でWealth Naviの機能面での優位性について述べたので、あらためて引用させて頂きます。

個人的には、Wealth Navi が最もオススメなロボアドバイザーサービスです。機能的な面で最も優れていると思いますし、信頼性という観点からも、やっぱり財務省出身で、ハーバードで金融法について学び、マッキンゼーでウォール街の機関投資家に対するリスク管理のコンサルティングを行い、インシアードで金融工学の修士号まで取得している柴山氏を超える存在はなかなかいないんじゃないかと思うわけです。ロボアドバイザーに投資する人はそれほどリスク選好度は高くない気がしているので、信頼のおける専門家がサービスの設計を行っているという事実がなによりも大事なのではないかという気がしています。THEOをはじめとするその他のサービスもWealth Navi 同様、非常に競争力のある優秀な人材を配置しているように見受けられますが、個人的には、やはりWealth Navi がダントツでオススメです。Wealth Navi の唯一の懸念点は、最低投資額は100万円以上であること。

 

Appendix:

以下に参考情報を記載します。

2017年1月29日追記:ロボアドバイザーはローリスク・ローリターン。もう少し高い利回り(リターン)を狙いたい方はソーシャルレンディングがオススメかも

Wealth Navi を始めとしたロボアドバイザーサービスは長期的な資産形成を行うにあたっては非常に効果的なサービスですが、比較的ローリスク・ローリターンなので、もう少しリターンを追いたいという方にとっては、【クラウドクレジット】ラッキーバンク といったソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)も面白いかもしれません。ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)のオススメのサービスをまとめた記事も今後アップしていければと思います。

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