仮想通貨「ビットコイン」暴落の歴史と原因・理由まとめ。「暴落時こそ買い増し」が正解なのかもしれない。

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目次

こんにちは。

 

2017年5月27日の歴史的な暴落

2017年5月27日、朝起きると、ビットコインをはじめとする仮想通貨全般が鬼のように暴落していまして、凄まじい「含み損」が発生していました。が、仮想通貨投資を始めてまだ1ヶ月ちょっとですけど、何回かこういう暴落って経験していまして、ほっといたらまた元に戻るだろうみたいな感覚はあったんです。

過去の暴落の歴史を研究して、今後の投資に役立てたい

で、さらに、これまでの過去の暴落の歴史を調べて、原因を究明して、「暴落したけどすぐに戻る。ビットコインは暴落しつつも中長期的には価格は上昇してきた」みたいな結論を導いて、今までの暴落は平均してX%暴落したら底を打って上昇トレンドに戻ってきた、今回もX%つまりX円まで落ちたらそこを底に上昇トレンドへみたいな予測ができるといいなと思ったんです。というわけで、今回は過去の暴落の歴史を軽く紐解いてみようと思います。調べる項目としては、

  • 時期
  • 暴落のきっかけとなったイベント
  • 背景
  • 値下がり幅

あたりを調べていこうかと思います。

ビットフライヤー

【2011年6月9日】90%下落:ビットコイン取引所「マウントゴックス」へのハッキング

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2009年の公開後、ビットコインが最初に暴落を経験したのは2011年のマウントゴックスへのハッキング事件でした。ビットコインやユーザー情報が盗まれ、一時的に取引が停止されました。ハッキング自体は2011年6月に発生したのですが、BTC=1400円だった価格は2011年11月には驚くべきことに100円台まで暴落したのです。割合にすると、90%程価格を下げたことになります。

【2013年12月5日】30%下落:中国政府によるビットコイン取扱い禁止

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2013年12月5日、中国政府は金融機関によるビットコインの取引を禁止しました。当時、ビットコインは人民元の避難先として積極的に利用されていたのですが、ビットコイン取引の加熱ぶりを懸念した中国政府が一石を投じた形になります。これにより、2013年はビットコインは10万円まで上り詰めていましたが、この事件により7万円台まで下がってしまいました。割合にすると、30%の価格下落ですね。

【2014年2月24日】むしろ価格上昇:マウントゴックスの破綻

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2014年2月24日、東京に本拠を置くビットコイン取引所マ ウント・ゴックスにおいて、3億6500万ドル(約373億円) 相当のビットコイン窃盗の被害に遭ったとする文書がインターネット上 に掲載されました。本文書には、複数の犯人がマウン ト・ゴックスから74万4408ビットコインを盗んだと記載されています。文書にはさらに、

マウント・ゴックスはいつ破産してもおかしく ないというのが現実であり、同社は明らかにそうなって当然の企業だ。

とあったようです。事件を受けて、ビットコイン価格は1万8280円に。ただ、この事件はビットコイン価格にはあまり影響しなかったことでも知られています。

【2015年1月4日】30%下落:英国の大手ビットコイン取引所BitStamp(ビットスタンプ)へのハッキング

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2015年1月4日、マウントゴックス閉鎖後、世界最大のビットコイン取引所だった英国(イギリス)のビットスタンプでハッキング騒動が発覚。ビットコイン価格は3万1749円となりました。以下、日本経済新聞からの引用です。

仮想通貨ビットコインの欧州における主要取引所が業務停止を余儀なくされている。明らかなハッキングにより、数百万ドル相当のビットコインを失った後のことだ。このサイバー攻撃を受けたビットスタンプはスロベニアと英国に拠点がある。ビットコインの引き出し業務を一時停止し、口座への預け入れを控えるよう利用者に告知した。この出来事の成り行きは、黎明(れいめい)期にあるビットコイン業界を取り巻くセキュリティーの問題を巡る懸念を一段と高めることになるだろう。1年ほど前には、大手の取引所だったマウントゴックスで問題が表面化し、同取引所が破綻したうえ、仮想通貨に対する信頼は大きく傷ついた。

500万ドル相当の損失

ビットコイン取引では世界3位とみなされていたビットスタンプによると、この件で同取引所の「オペレーショナル・ウォレット(業務用のサイフ)」が損なわれ、1万9000ビットコイン弱(約500万ドル相当)が失われた。同取引所のウェブサイトは5日に閉鎖され、サービスが再開される見通しは立たない。それでも、同取引所の準備金にあたるビットコインの大半は、インターネットと接続されないコールドストレージ※で守られていたので、サイバー攻撃の被害を免れたという。ビットスタンプ側は「サービスの一時停止に踏み切る前から当方が預かっていたビットコインはきちんと残っている。(中略)完璧に保護されているので、全額受け取ることができる」と指摘した。そのうえで、同取引所は真相究明のための調査をすでに始め、「捜査当局に積極協力」していくと説明した。ビットスタンプの最高経営責任者(CEO)で共同創業者の1人でもあるネジュク・コドリッチ氏はツイッターを通じ、今回の件について謝罪した。さらに「業務再開に向け懸命に努力している最中だ」と述べた。

1年ほど前、当時の世界最大のビットコイン取引所だったマウントゴックスは、ハッカーの攻撃を受けた後、破綻した。この日本を本拠としたビットコイン取引所がその際に失った仮想通貨は約85万ビットコインで、4億5000万ドル近くに相当する。

 一般の利用者が安全にビットコインを取引できるかどうかわからないため、仮想通貨の価値は次第に低下してきた。マウントゴックスでの取引では、1ビットコインあたり1240ドルが最高値だった。

 ビットコインに関する情報サイトを運営するコインデスクによれば、いまの相場は1ビットコインが275ドル程度だ。

 ビットスタンプは、米サンフランシスコを拠点に仮想通貨に特化するパンテラ・キャピタルというファンドから約1000万ドルの投資を受けている。

 ビットスタンプはかつて、もう一つのセキュリティー問題に直面したことがある。サイバー攻撃によって2014年2月の数日間、引き出し業務を停止したのだ。この事件では、ビットコインの盗難はなかったとされている。

参考:[FT]サイバー攻撃で欧州の大手ビットコイン取引所閉鎖 :日本経済新聞

【2016年1月15日】20%下落:マイク・ハーン「ビットコインは失敗だった」発言

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ビットコインの著名なコア開発者であるマイク・ハーン氏の発言により、ビットコイン価格は急落(430$→350$)。ただ、Roger Ver氏は、マイク・ハーン氏の発言に対し、

買い増しのタイミングをつくってくれて有難う

と感謝している模様。実際、マイク・ハーン氏の発言による価格下落の影響はありましたが、軽微なものであったとのことです。

【2016年8月2日】13%下落:香港のビットコイン取引所Bitfinex(ビットフィネックス)でのハッキング

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2016年8月2日、世界最大の取引量を誇る香港の取引所bitfinexがハッキングを受け、これまでで最大規模の約12万BTC(約6347万ドル)が盗難被害にあいました。この事件後ビットコイン価格が急落することとなりました。以下、日本経済新聞から引用です。

【香港=粟井康夫】香港を拠点とする仮想通貨取引所、ビットフィネックスは、3日までに顧客口座からビットコインがハッキングによって盗まれたと発表した。被害額は合計で約6500万ドル(約65億円)相当。発表を受けて、ビットコインの対ドル相場は一時、20%以上急落した。ビットフィネックスはドル建てのビットコイン取引所としては最大手。同社は取引を全面停止し、捜査当局と協力して被害を受けた顧客口座の特定や原因究明を急いでいる。外部からの不正侵入か内部の犯行かは現時点で不明。取引の再開時期は未定だ。ビットコインを巡っては2014年にMTGOX(東京・渋谷)が運営する取引所、マウントゴックスで約500億円相当のビットコインや顧客からの預かり金が消失する事件が発生した。後にフランス国籍の社長が犯行に関与した容疑で逮捕された。

参考:

【2017年1月5日】21%下落:中国政府がビットコインに警告「pboc」の画像検索結果

中国の金融当局である中国人民銀行は、

  • BTCC
  • Huobi
  • OKCoin

を含む大手ビットコイン取引所と会談し、加熱するビットコイン投資に警告を行ったとのこと。以下、中国人民銀行のコメントです。

ビットコインは特定仮想商品であり、通貨と同等の法的価値は有していない。市場の流通においてお金として使うことは出来ず、また使用するべきではない。ビットコインによる投資など、参加する機関や個人は、慎重に投資活動に参加する必要があり、それに伴う責任とリスクを負う必要がある

以下、BTCCのコメントです。

BTCCは普段から中国人民銀行と会談を持ち、中国国内の法律および規制に準拠した形で運営を行えるよう、密に連携を図っています。今日、中国人民銀行から出されたプレスリリースでは、ビットコイン取引には大きな価格変動性があることが明文化されており、2013年にリリースされた内容を引用し、ビットコインは仮想商品であり、法定通貨としての地位は有していないことが記載されています。不安定な市場における取引にまつわるリスクや、仮想商品における現在の国のポリシーを、全てのユーザーが認識する必要があります

【2017年1月11日】10%下落:中国政府がビットコイン取引所に立ち入り検査。規制の対象を個人にまで拡げる方針

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2017年1月11日、大手ビットコイン取引所のBTCCに立ち入り検査が入ったようです。

以下、日本経済新聞からの引用です。

【上海=張勇祥】中国人民銀行(中央銀行)は11日、ビットコインの大手取引所の検査に着手したと発表した。外貨管理やマネーロンダリングなどで違法行為がないかを重点的に調べる。取引の規制強化につながるとの見方から、ビットコインの人民元建て価格が一時6000元を割り込むなど急落した。中国では2015年の元切り下げ以降、ビットコインの取引増加に拍車がかかった。投機的な売買に加え、資産を海外に移転する動きも拡大しているもよう。16年は世界のビットコイン取引のうち約9割を中国が占めた。中国の通貨当局は資本の流出につながりかねない取引に警戒を強めている。企業の海外送金、M&A(合併・買収)などへの規制を強化しているほか、個人の外貨両替に対しても1月から申請書の提出を義務づけた。

【2017年3月15日】18%下落:ビットコインETF否決

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ウィンクルボス兄弟が申請していたビットコイン価格に連動する上場投資信託(ETF)を米当局が承認せず、ビットコインの普及に弾みがつくとの期待が裏切られたことでビットコイン価格が大幅に下落しました。米証券取引委員会(SEC)は「ウィンクルボス・ビットコイン・トラスト」への適用除外を認めず、バッツBZX証券取引所への上場は叶いませんでした。ビットコイン価格は数カ月前から上昇局面にあり、金価格を上回っていた。しかしSECの判断を受け、10日には一時18%安の978.76ドルとなりました。

参考 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-11/OMMVZ46JIJUO01

【2017年5月27日】40%下落:ハードフォーク危機

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そして今回の暴落の件。ハードフォーク危機の再燃がきっかけと言われていますが、大口投資家が利確したことによる調整という説も有力です。

結論:ビットコインの相場は暴騰と暴落の繰り返し

結論になりますが、ビットコインの相場は「暴騰と暴落の繰り返し」であり、ちょっとやそっとの相場の浮き沈みでうろたえる必要はないんじゃないかということです。

暴落時に購入し、長期保有が正解

つまり、暴落時に買い増しをして、長期保有する。また、暴落したらさらに買いますというように、平均購入価格を下げていくことが重要なのかもしれません。

ビットコイン投資でも役に立つ投資の神様ウォーレン・バフェットの教え

ちなみに、株式投資の世界の神様であるウォーレン・バフェットも同じようなことをおっしゃっているので、以下に引用します。

Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful(みんながどん欲な時に恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いている時にどん欲であれ。).

Warren Buffett

また、バフェットは優良企業の株式を永久に保有することを好みます。

Our favorite holding period is forever(我々は永遠に株(企業)を保有し続けることを好む。).

Warren Buffett

仮想通貨は現在では投機的な性格が強いですが、個人的にはビットコイン、イーサリアム、リップルあたりは長期的に残る気がしているのです。なので、これらを長期的に保有すべき優良銘柄と捉え、永久に保有し続けるのもおもしろいのかもしれません。株式投資と違って、配当が出ないのが難点ですが。

また、バフェットは人気が上昇中の銘柄にも投資しないことを名言しています。

Most people get interested in stocks when everyone else is. The time to get interested is when no one else is. You can't buy what is popular and do well(多くの人はみんなが株式市場で加熱しだすと興味を持ちます。でも本当はみんなが興味がない時に興味を持たないといけない。既に人気で上昇中の株は買えません。).

Warren Buffett

1BTC=100万円〜1000万円を目指すと指摘する識者も存在

また、驚くべきことですが、1BTC=100万円〜1000万円を目指すと指摘する識者も存在します。今回はそのうちのいくつかを説明致しましょう。

Tim Draper(ティム・ドレイパー)

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ティム・ドレーパーはツイッターの初期投資家として著名なベンチャーキャピタリストです。シルクロード事件の際には、FBIからビットコインを買い付けしたことで話題をさらいました。そのティム・ドレーパーは以下のように語っています。

私の目に見えるものを市場は見ることができていない。経済は再構築され、最低でも3年以内にビットコインは100万円になるだろう。

Roger Ver(ロジャー・バー)

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また、ビットコインジーザスの異名を持つロジャー・バーは1BTC=1000万円になるという大胆な予測を行っています。

ビットコインはまだまだ割安だ。より社会に受け入れられるようになれば、1ビットコイン=100万円〜1000万円になるだろう。

また、このあたりについては以前の記事「目指せ億万長者!本当に儲かるのか?ビットコイン価格が「1BTC=100万円」に到達する可能性について。 - FINTECH LABO」に詳しく書いていますので、お手すきの際に読んで頂けると幸いです。

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参考:bitFlyerで仮想通貨ビットコインデビュー!

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また、仮想通貨取引所について詳細に比較検討したいという方には、以下のウェブサイトが役に立つかもしれません。

参考:仮想通貨取引所おすすめ評判口コミ比較ランキング|ビットコイン・イーサリアム・リップルを購入するならココだ!|ビットコイン・アルトコイン投資で稼ぐ方法

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参考:WealthNavi

詳細については、こちらの記事「ロボアドバイザー投資の評判は?特徴・魅力・メリット・デメリット・おすすめのポイントを初心者向けに基本から徹底比較! - ロボアドバイザーとソーシャルレンディングと仮想通貨とクラウドファンディングの話」がご覧頂ければ幸いです。