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【ディープラーニング】人工知能による質問応答システム「QA Engine」を運営するStudio Ousiaについて入念に調べてみた。

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目次

こんにちは。

 

本日は、人工知能による質問応答システム「QA Engine」を運営するStudio Ousiaについて入念に調べてみました。

Studio Ousiaとは

Studio Ousiaについて記載します。

会社概要

Studio Ousiaの会社概要を記載します。

  • 社名:株式カイシャStudio Ousia
  • 所在地:神奈川県藤沢市遠藤4489番105 慶應藤沢イノベーションビレッジ221号室
  • 代表:渡邉安弘 山田育矢
  • 設立:2007年2月5日
  • 資本金:2億1404億円

創業者①:渡邉安弘氏

渡邉安弘氏の経歴は以下の通り。

日本合同ファイナンス(現 JAFCO)、アイエヌジー生命保険の後、インキュベイトキャピタルパートナーズ設立、株式会社ファンコミュニケーションズ、株式会社コマース21、株式会社エー・アイ・ピー等に出資。2007年にStudio Ousiaを設立。空手有段者、サーフィン18年、キャンプ、海釣り、自転車が好き。

創業者②:山田育矢氏

山田育矢氏の経歴は以下の通り。

 中学の頃からエンジニアとして活動。高校時に国際コンテストThinkQuestにて、銀賞を受賞。大学入学時に、株式会社ニューロンを起業し、P2P通信の基盤技術を開発。同社を株式会社フラクタリストに売却し、取締役に就任。同社を退社後、株式会社Studio Ousiaを設立。スターウォーズ、ハリーポッター、トロンなどのSFが好き。

慶應義塾大学SFCのインキュベーションプログラムから生まれたスタートアップ

Studio Ousiaは慶応義塾大学SFCのインキュベーションプログラムから生まれたスタートアップ企業です。所在地も、藤沢キャンパスと記載がありますね。

 

資金調達の状況

ニッセイキャピタルから7000万円(2012年3月)
エヌアイデイから1億円(2014年8月)
Samsung Ventureから1.5億円(2017年2月)

以下、プレスリリースです。

株式会社Studio Ousia(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:渡邉安弘、山田育矢、以下Studio Ousia)はSamsung Venture Investment Corporation (本社:韓国ソウル、代表取締役:SeonJong Lee)を引受先とし、1億5千万円の第3者割当増資を完了しましたことをお知らせいたしますStudio Ousiaは2016年6月に自然言語処理における著名な国際会議、NAACL(North American Chapter of the Association for Computational Linguistics)内で開催されたQ&A形式の人工知能間のクイズコンペティションで優勝いたしました。当コンペティションで使われた技術をもとに開発した製品が質問応答システム”QA Engine”です。 Samsung Venture Investmentは、世界的規模で自然言語処理や人工知能関連主要ベンチャーの発掘・投資を積極的に行っており、Studio Ousiaの高い技術力が評価され出資にいたりました。本調達より、Studio OusiaはQA Engineの開発及び事業展開を加速化すると共に、自然言語処理技術開発においては世界最先端のプレーヤーとして、より困難な自然言語処理の課題に挑戦してまいります。

参考:Studio OusiaがSamsung Ventureより資金調達を実施 | Studio Ousia

Studio Ousiaが提供するプロダクト

 

Studio Ousiaが提供するプロダクトを記載します。

Semantic Kernel

Semantic Kernelは自然言語処理のグローバルなコンペティションで2回優勝したエンティティリンキングエンジンです。顧客ターゲティングやレコメンデーション、キュレーション、ビッグデータなどの領域で非構造データの解析にご活用いただけます。

参考:Semantic Kernel | Studio Ousia

 

QA Engine

QA Engineは、著名な国際会議で開催された人工知能のクイズコンペティションで優勝した、高精度な質問応答システムです。ユーザからの自然文で書かれた質問を解析し、即座に回答を返答します。freee株式会社におけるチャットサポートの自動応答の仕組みとしてQA Engineが導入されています。繁忙期やオペレータ対応時間外にユーザを待たせることなく回答を返すことで、顧客満足度を向上しつつ、サポート業務の効率も上げることを目的としています。

参考:QA Engine - Studio Ousia

Linkify

Linkifyはユーザが興味を持ちそうなキーワードをリンク化します。ワンタップで関連コンテンツへのアクセスを可能にするだけでなく、アプリのUXを損ねずに、マネタイズできる新しい方法を提供します。

参考:Linkify | Mobile Search Simplified

Studio Ousiaの実績:受賞歴

Studio Ousiaの実績について・受賞歴について記載します。

freee株式会社のチャットサポートの自動応答

 

以下、プレスリリースを御覧ください。

株式会社Studio Ousia(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:渡邉安弘、山田育矢、以下Studio Ousia)はクラウド会計ソフト1提供社のfreee 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:佐々木大輔、以下freee)のチャットサポートの自動応答の仕組みとして、ディープラーニングを用いた人工知能質問応答システム「QA Engine」の提供を開始いたしました。Studio Ousiaは昨年6月に自然言語処理における著名な国際会議、NAACL (North American Chapter of the Association for Computational Linguistics)内で開催されたQ&A形式の人工知能間のクイズコンペティションで優勝いたしました。 また同会議で行われた全米高校生クイズトップチーム(4名)の一つとも対戦し、僅差で敗退したものの善戦いたしました。その時の様子のビデオはこちら。 QA Engineは当コンペティションに使われた技術を応用して開発したものです。freeeで導入の自動応答システムは、ユーザーからの自然文による質問を理解し、回答を返すことができます。主たる守備範囲は一問一答で答えられるような典型的な質疑応答で、人工知能の回答にユーザーが満足しなかった場合には、人間のオペレータに質問することができます。 確定申告時期などの繁忙期やオペレータ対応時間外にユーザーを待たせることなく回答を返すことで顧客満足度を向上しつつ、ヘルプデスク業務の効率も上げることを狙いとしています。

参考:Studio Ousiaの人工知能質問応答システム、クラウド会計ソフト提供社freeeのチャットサポートの自動応答でデビュー | Studio Ousia

Human QA Shared Taskで優勝(2016年6月)

 

以下、プレスリリースです。

株式会社Studio Ousia(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:渡邉安弘、山田育矢)で開発中の人工知能による質問応答システムが、自然言語処理における著名な国際会議であるNAACL (North American Chapter of the Association for Computational Linguistics) 内で開催されたQ&A形式のクイズコンペティション1 において、他のシステムに大きな差をつけて優勝しました。本コンペティションは、該当分野で世界的に著名な米コロラド大学ボルダー校の研究チームが開催しているもので、クイズボウルと呼ばれるクイズゲームにおける回答精度を競いました。また、本コンペティションには、世界中から17チームが参加しました。当社のシステムは、85問の質問中、64問に正解し、二位以降のシステムに回答精度において大きな差をつけました。また、二位のシステムは、主催者であるコロラド大学によるもので、同校はメリーランド大学、スタンフォード大学と質問応答システムの開発を行っており2、クイズの賞金王として著名で、IBMの開発した質問応答システムWatsonとJeopardy! Challengeで対戦したKen Jenningsと昨年末に対戦し、大差で勝利しています3。クイズボウルは、歴史や文学、科学、芸術など様々な分野の知識を問う、米国を中心に1953年から続く著名なクイズゲームです。回答者には、3〜5文程度の問題文が与えられて、その問題文が指し示しているものを早押し形式で回答します。弊社は、Convolutional Neural Network (CNN) と呼ばれるディープラーニング技術を使用し、入力されたクイズの文章に対し、質問が指し示すであろう回答を高精度に予測する人工知能を開発いたしました。さらに、Wikipediaから取得した知識を活用し、上述のモデルと組み合わせることで、精度を飛躍的に向上させることに成功しました。なお、6月16日に米サンティエゴにて行われるワークショップにおいて、クイズボウル選手権であるNational All-Star Academic Tournament (NASAT) で優勝した人間のチー(California's National All-Star Academic Tournament Team) と、本コンペティションを通じて開発された人工知能チームの対戦が行われます。本コンペティションで使われた技術は、現在弊社で開発中の質問応答システムの技術を応用したものです。間もなくリリースされる質問応答システムは人工知能を活用した最新の自然言語処理技術を用い、ユーザの質問に対する回答を探し出します。コールセンターの回答支援システムや、人材マッチング、チャットボットなどに応用できる要素技術のAPIサービスとしてリリースを予定しております。

参考:Studio Ousia、人工知能のクイズコンペティションで優勝 | Studio Ousia

Triple Scoring Taskで準優勝(2017年2月)

 

以下、プレスリリースです。

 株式会社Studio Ousia(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:渡邉安弘、山田育矢)と奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)が共同で開発したディープラーニングを用いた新しいシステムが、英ケンブリッジで開催された情報科学における著名な国際会議であるWSDM 2017のコンペティション「WSDM Cup 2017」のTriple scoring taskにおいて、準優勝いたしました。弊社は、2016年よりNAISTとの共同研究を実施しており、今回の成果は、この共同研究の成果となります。Triple scoring taskは、Wikipediaなどの知識ベース上にある人物の属性についてのユーザから見た妥当性を推定するモデルの開発を目的としています。例えば、「Barack Obama」は、知識ベース上では、政治家、著者、弁護士、教授などの様々な職業が付与されていますが、大半のユーザは政治家として認識して検索等の処理を行ってほしいと考えることが想定されます。このタスクでは、クラウドソーシングを使って作成された少量のアノテーションから、任意の人物に対する属性の妥当性を、Wikipedia等から入手できるオープンな知識を解析することで、高精度に推定することが求められます。今回の手法は、ディープラーニングを用いたWikipedia解析の技術を用いて開発されました。また、モデルの特徴として、二つのステップでタスクを解く手法を採用しており、最初のステップで、複数の異なるディープラーニングの分類モデルでタスクを解いた後に、二つ目のステップで、それらの結果をベースにした別のモデル(Gradient boosting)を学習させることで、高精度なシステムを実現しています。本コンペティションには、世界中から21チームが参加し、提案した手法は、二位となりました。また、一位は中国の国立研究機関である中国科学院、三位は、情報科学の研究で著名な米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校が獲得しました。

参考:Studio Ousiaと奈良先端科技大の合同チームが、国際コンペティション「WSDM Cup 2017」で準優勝 | Studio Ousia