【仮想通貨】ICOの参加手順やトークンの購入方法(買い方)、情報収集の方法について

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目次

はじめに

ICO(Initial Coin Offering)というワードがだいぶ市民権を得てきました。ICOは資金調達の手段という側面がある一方で、ハイリスク・ハイリターンな投資手段という側面もあり、富裕な投資家がICOに参加するケースが徐々に増えていて、今後は、一般投資家のICOへの参加もますます増えてくることが予想されます。本稿では、ICOの参加手順やトークンの購入方法(買い方)についてお伝えするとともに、ICOに関する情報収集の方法についても記載します。

ICO(クラウドセール)とは

ICOとは、簡単に言えば、企業が独自の仮想通貨を発行・販売することで、世界中の投資家からビットコインやイーサリアム等の仮想通貨で資金調達を行うことができる仕組みのことを指します。上述の通り、ICOは事業者側の資金調達ニーズを満たす仕組みとして大きな注目を集めていますが、投資家側からしても、ICO投資を行うことで投資元本(元手)が1000倍になったりすることもあり、投資対象として非常に人気が高まっています。

ICOに参加する際の注意しておきたいこと

ただし、ICOには数々の克服すべき課題が存在しており、参加するにあたっては相応の注意が必要です。以下にICOに参加する際の注意点を挙げておきます。

ハイリスク・ハイリターンな投資であることを理解する

上で述べたように、ICOへの投資は途方もないリターンを上げる可能性があり、世界中の投資家がICOに大きな関心を寄せていますが、一方で、ICO投資は言うまでもなくハイリスクであり、投資対象となる事業者も審査やデューデリジェンスがしっかり行われていない場合がほとんどで、なかなか危なっかしい側面があることも事実です。ICOトークンに投資する際には、大きなリスクを伴う投資であることを理解しておく必要があります。

ホワイトペーパーをしっかり読む

ICOではホワイトペーパーというものがあり、

  • 事業計画
  • ロードマップ
  • トークンの分配

などが記載されています。英語や中国語で書かれているものが多いですが、グーグル翻訳を活用すれば読めるはずです。このホワイトペーパーをしっかり読み込んだ上で投資をしましょう。

公式Slack(スラック)にも目を通す

暗号通貨の世界では、スラックに重要な事項が記載されていることがあります。スラック内でのやり取りはグーグル検索にも引っかかってこないので、情報としての希少価値はかなり高いものがあります。なかなか上級者向けですが、スラックにも目を通すと良いでしょう。

Github(ギットハブ)での開発状況を確認する

Github(ギットハブ)でしっかり開発が行われているかを確認する必要もあるでしょう。たまに開発者が完全にやる気をなくしているプロジェクトもあったりするんですよね。今はどうなっているかわからないんですけど、数ヶ月前、ドージコインの開発状況が止まってるみたいなことがツイッターで騒がれていた記憶があります。まともなプロジェクトであるかどうかを判別するために、開発の進捗をチェックするというのは方法としてはアリです。

ICOの参加方法・手順およびトークン購入方法

以下にICOの参加方法・手順およびトークン購入方法を記載します。

ステップ①:仮想通貨ETH(イーサ)を購入・入手する

まずは、ICOトークンを購入するための原資となる仮想通貨を購入しましょう。ICOの原資として受付可能な仮想通貨としては、

  • BTC(ビットコイン)
  • ETH(イーサ)
  • NEM(ネム)

あたりがメジャーですが、個人的にはイーサでのICO参加をオススメします。ビットコインは送金に時間がかかってしまうため、ICOで届かない場合も多く、それほどオススメできません。また、NEM(ネム)での参加を受け付けるICOプロジェクトもいくつか現れてきていますが、まだそれほど数が多いわけではありません。よって、イーサでの参加がオススメです。また、イーサリアムについて理解するには、以下のサイト「イーサリアム入門|購入方法と今後の将来性」が有用です。

ステップ②:投資するICOトークンを決定する

次に、投資すべきICOトークンを決定します。選ぶ際に参考にすべきウェブサイトですが、以下にも示していますが、個人的にはToken Market(トークンマーケット)がオススメです。明らかに怪しい詐欺コインは除外してくれており、プロジェクトのデューデリジェンスの手間が省けます。その他は、ツイッターでトークンについて検索したりすると良いでしょう。ツイッターの情報は玉石混交と言われますが、仮想通貨関連の情報はツイッター経由で得ることが個人的には多いです。

ステップ③:イーサリアム・ウォレットをダウンロードする

イーサでICOに参加する場合、イーサリアムウォレットをダウンロードしておく必要があります。オススメのウォレットは、

です。私個人はMy Ether WalletのChrome 拡張版を使っています。このウォレットは非常に使いやすいですが、セキュリティが脆弱らしいので、そのあたりは注意が必要です。

ステップ④:指定されたアドレスに送金する

指定された日時になると、ウェブサイトに記載されたアドレスにイーサを送金することで、スマートコントラクト機能で自動的に独自トークンを得ることが出来ます。ただ、なかなかこれが大変で、人気のあるICOプロジェクトだと世界中から投資家が一斉に送金してくるので、ネットワークは大混雑し、まったく送金ができない状況に陥ることが多いです。私はCivic(シビック)のICOは送金がうまくいかなくて購入することができませんでした。

詐欺的なICO業者(スキャム)を見分け、有望なICOプロジェクトを発見するために有用なウェブサイト

ご存知の通り、現状のICOプロジェクトは得体の知れない怪しい詐欺的なプロジェクトも多く存在すると言われており、事業者の審査(デューデリジェンス)の実施の必要性が叫ばれています。今後は、どこかの組織はトークンのデューデリジェンスや第三者評価を行うようになるのでしょうが、今はとりあえずは自分でマトモなプロジェクトと怪しいプロジェクトを判別する必要があります。その際に、参考になるサイトを以下に挙げておきます。海外のウェブサイトが多いですが、グーグル翻訳を活用すれば読めるはずです。頑張りましょう。

Token Market(トークンマーケット)

Token Marketを見れば、今ホットなICOプロジェクトをチェックすることができます。ICOを行うチームメンバーのインタビュー等も掲載されており、役立ちます。また、トークンマーケットは、トークンの発行のサポートも行っており、

  • Civic(シビック)
  • Storj(ストレージ)
  • Monaco(モナコ)
  • Populous(ポピュラス)
  • Firstblood(ファーストブラッド)

のトークンセールをサポートした実績も有しています。

参考:TokenMarket - Token sales, cryptocurrencies, blockchain crowdfunding

Smith +Crown(スミス・アンド・クラウン)

スミス・アンド・クラウンは仮想通貨に関する調査会社として知られています。ここは信頼のおける統計情報が売りで、日経新聞やロイターがICOの市場規模とかのデータを載せるときはこのスミス・アンド・クラウンのソースを引用することが多いです。

参考:Smith + Crown // Cryptofinancial News, Research & Analysis

ICO Countdown(ICOカウントダウン)

ICOプロジェクトの一覧を見ることが出来ます。個人的にはそこまで使っていないんですけど、国内でも結構人気なサイトみたいです。

参考:ICO Countdown – Never miss a crowdsale again!

Coin Schedule(コインスケジュール)

コインスケジュールも個人的には普段は使っていないんですが、まあこんなサイトもありますよという感じです。

参考:Coinschedule - The best cryptocurrency ICO list. Only selected ICOs and Crowdsale Projects

クリプトコインポータル

クリプトコインポータルは日本語のサイトなんですが、メニューのところに、

というのがあって、ICOに関する情報を得ることができます。